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春合宿レポ~1号生登山~

  • 文:プルリン 写真:ichimoji
  • 2016年3月16日
  • 読了時間: 7分

 こんにちは~ 1号生のプルリンです。

ラボンバでは毎年春休みに、新2号生と新3号生で2泊3日の春合宿に行きます。合宿といってもただの旅行ですが。1日目と3日目は移動もあり、ただホテルでゆっくりしてただけなので特に触れません。今回は2日目についてレポートしようと思います。合宿自体はもう2週間も前なんですけど…

(長文注意。しかも駄文。)

 今回の春合宿の行先は、厳正な投票の結果、熱海に選ばれていた。

 温泉に入ったり大富豪をしたりと旅行の雰囲気を味わえた1日目。2日目は、前日の遅寝も響かずすんなり起きることができた。私なんかは早朝から露天風呂に浸かっていたほどだ(最高)。バイキングのハッシュドポテトを心の底から堪能した朝食を終え、2号生の部屋に入ってみた。部屋に残っていた2号生は数人で、みな小田原に行ったとかなんとか。とりあえずSONYさん(SCEではない)が持ち込んでいたPS4のFIFAをプレイした後、残り者たちも出掛けることに。せっかく熱海にきたので熱海を堪能するゾ。

 熱海と言ったら海、ということで砂浜まで来た。おもむろに靴を脱ぎ始めるチャカチン氏。

「え?普通でしょ」と海に足を浸して遊ぶ。大丈夫か?と思いつつ、その無邪気さを前にしては誰も何も言えなかった...。いつまでも海にいても仕方がないので移動を開始。チャカチン氏、靴の中の砂が気になるのか靴を脱いでは砂を出す。さもありなん。

 一行はお宮の松へ向けて歩き出した。ichimojiは「あの蹴っ飛ばしてるやつでしょ!」となぜかはしゃいでいた。普段クールな彼は、お宮の松のどこをそんなに気に入ったのだろう。

 お宮の松に到着。ああ、見たことある以外は特に感想なし...

 次はどこに行こうか、という話になり目的地が割れてしまった。ここで二手に分かれよう。2号生+1女は駅へ向かい、1男は山登りへ。バイバーイ。

 さすが山登りを趣味と公言するチャカチン氏、前もってリサーチしていたのかどのバスに乗ればいいかすぐわかってしまった。バスに揺られること約30分。

 到着!ちなみに「くろたけ」と読みます。 360°の大パノラマねえ。なんか胡散臭い...

入口と書いてはあるが、周りは住宅地。まあ目の前に明らかに急な坂道が続いているし、これを上ればええんちゃう?(適当)

 コンクリートの坂を上り続けること約15分。やっと入口らしい入口が。

看板落ちてるけど大丈夫?まあまあ、とりあえず登りましょう。すると、間もなく変な看板が。

お、おう。ていうかもう350mか。結構坂きつかったからなあ。バス停にあった看板には所要時間2時間って書いてあったし、もう30分ぶん歩みを進めたらしい。

 ここからは、先ほどまでとはうって変わり、でこぼこしたこれぞ山道な道が続いた。傾斜も急だし普段着で来た事を若干後悔しはじめた頃...

「ちょっとムリ... 私をおいて先に行ってください...」と死亡フラグを立てたのは小麦。「なあに、すぐに追いつくさ」と続かなかったのが幸いか。さすがに置いていくわけないので小休止。振り返ってみると山々の間に海が見えて、ちょっといい気分になった。

 体のほてつきも冷め、いざ再出発。少しペースを抑えていきましょう。左に水が流れていない川の跡(?)を見ながら登っていく。小麦も大丈夫かな?そんな私たちの目の前に現れたものは

 これまた絶妙な看板である。この詩以外は何も書かれていない。案内のついでに詩を載せるならまだ分かるが… このあたりから看板を読むのは私たちの一つの楽しみになった。術中にハマっている気がしないでもない。

 いつまでも続く登り道にいい加減飽き飽きしてきた時だった。不意に視界がひらけて、目の前には道路が。まあいいけども。少々趣に欠ける橋を渡ると、またしても看板が。ワクワク

さいづちのほこら?なんじゃい、普通の案内やんけ。ワテの期待返せ!(すでに詩がないと満足できないカラダにされてしまっている)

 この後少し進んだところに椅子のようになっている切り株があったのでそこで一休み。疲れて遅れていた小麦にも休んでもらう。あと少し...のはず。

 相変わらず長く続く坂道を登る。しかし頂上に近いからか、峠道のようにギザギザな登りに変わった。奥に登っては手前に登り。ループしてるのかと思うほど同じような調子で登っていく。と、いい加減疲れてきた我々の目に飛び込んできたものは…!

今までで最高の看板に、一同大喜び。スタンディングオベーション。ブラボー。

 面白い看板は見た。頂上までもあと少し。でも疲れは消えない。ええ、しんどいです。帰る時は新品どころかボロ雑巾のようになってしまいそうだよ。「360°のパノラマ...360°のパノラマ...」と念仏のように唱えながら登る。土が赤いとか木が少なくなってきたとか話している時だった。ふと目の前に開けた場所が!

うおおおお!これはすごい!写真では伝わらないかもしれないが!

小麦は思わずドカッと腰を下ろす。疲れてたからね。それにしても、山登りはこれだからやめられんなあ。熱海の町が一望できるこの絶景。確かに新品になったかも。

パシャパシャ写真を撮る一同。ここで重要なことに気が付いた。

「「「「これって360°の大パノラマか?」」」」

しかも「雄大な富士の展望」はどこにいった。

ん?まだ道がある。

そう、まだ終わりではなかったのだ。

「これは今まで頑張ってきた僕らへのご褒美って感じで、頂上に行けばもっとすごい景色を拝めるってことじゃない?」とチャカチン氏。なるほど。

 奥へ続く道を行きます。といっても先ほどの景色があれなんだから、頂上もそう遠くないはず。すると、予想通り頂上を示唆する看板が現れた。

氷ヶ池?はおいといて、とりあえず山頂へ。目の前には小高い丘のようなものが見えている。きっとあれに登るんだろう。

 さあ、山登りもクライマックス。自然と足取りも軽くなり、各々のペースで登っていく。そしてついに...

360°の大パノラマだあああ! (分かりづらくてすみません)

やっと着いた。360°の大パノラマは伊達ではない。画像左側には伊豆半島、さらにその奥の駿河湾まで見える。そして中央に富士山。右側は箱根峠から熱海へ抜け、後ろ側には太平洋。実物は写真の10倍くらい雄大できれいな景色でした。

山頂にてピース。大学生っぽい。ちなみに切れてる看板には「玄岳山頂 海抜799.2m」と書いてあります。

しかし、まだ終わりではない!

そう、先ほどの看板に書いてあったではないか。「→氷ヶ池15分」と。

我々の次なる目的地は氷ヶ池となった。そういえばさっきの看板、「スベル注意」とかなんとか書いてあったな...

 分岐から少々進んでからである。なんじゃこりゃあ!

 崖のように、とは言わないまでもかなり急な下り坂が現れた。しかも水はけが悪いのか足元の土はヌルヌルしている。一応掴まる用のロープはあるのだがすべるすべる。ただでさえ疲れていた小麦、ずっこけてズボンが汚れる。ドンマイ。この部分だけでも10分弱かかっていた。15分ってウソでしょ~

 しかしここまで来たら引き返すわけにもいかない。

異世界に通じてそうな道をくぐり、変な建物に入り、ようやく...

これが氷ヶ池です。奥には富士山も見えてきれいでした。

水をなめてみたichimoji曰く、しょっぱいらしい。あんまりそういうのなめない方がいいゾ。

石を水に跳ねさせるあの遊びに興じるichimoji氏とチャカチン氏。やりたくなるよな~、分かる分かる(やり始めた張本人

小麦は岩に座りっぱなしでした。オツカレ。

 上りがあれば下りがあり、行きがあれば帰りがある。さ、帰ろ~

 ここでアクシデント発生。来た道を戻らず、分岐の道を行ったのがまずかった。完全に道に迷う。伊豆スカイラインがそこら辺を通っていて、ポルシェとかGTRがエンジンをふかして飛ばしていく。ふぇぇ、こわいよぉ。

 なんとか見覚えのある道にたどり着き、またもあのヌルヌルする道をよじ登って一安心。駅でなんか食べようとか温泉入りたいとかいいながら下山。変な看板の復習も忘れなかった。道中は赤い土から、ゴツゴツした石が埋め込まれた山道へ。そしてコンクリートに。あっという間でした。最後の方は、走った方が楽だ、後ろ向きに歩くといい、といかに楽に下るか研究されるほど一同疲労していた。

 バスに乗って駅に向かい、ラーメンを食べてホテルへ。帰ったあとすぐに皆で温泉に入り、疲れを癒した。風呂上がりの麦ジュース(黒のやつ)はうまかったな~

 思えば登山もアミューズメントだとか言って登り始めた今回の山。私とチャカチンはともかく、ichimojiと小麦は完全に巻き込む形になってしまったが楽しめたろうか。ちょっと心配である。

 こうして無事に終わった今回の春合宿。私は春合宿係でもあったため、何事もなく終わって心底ほっとしている。しかし、登山で疲れて寝落ちし企画会議をブッチしてしまったことは、唯一反省すべきだと思っています。すみませんでした。


 
 
 
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